google等で「挨拶」と入力すると下の方に「挨拶 パワハラ」と出てくることがあります。
一体何故このような連想が出て来るのか?と思い、調べてみると・・・
・上司が挨拶を強要してくる
・挨拶しても周りの上司や先輩が無視する
このように強要と無視のパターンがあるようです。
挨拶を強要する側がパワハラになるのか?無視する側がパワハラになるのか?
どこからどこまでがパワハラになるのかは何とも言えませんが、挨拶をしなかったりするのはその方が挨拶を重要視していないということがほとんどです。
とはいえ、「挨拶は基本」という考えと「挨拶にそれほど興味がない」という考え方の違いでもパワハラという話に辿り着いてしまうこともあるようですね・・・
もしくは挨拶無視されたと言っても単純に聞こえなかっただけというすれ違いが生じているということもあるかもしれません。
挨拶は礼儀とか常識という話は耳にタコができるほどよく聞きますが、だからと言って形式だけで対応すれば良いということではないような気がするのです。
怖い顔してぶっきらぼうに挨拶されたらどうでしょう?
仏頂面で渋々挨拶返されたらどうでしょう?
一流接客並みの挨拶までは求めていませんが、どうせするなら気持ちよくやり取りした方が良くないですか?
気持ちのこもっていない形式だけの挨拶は愛のエネルギーが感じられず、気分が悪くなります。
「何のために挨拶をするのか?」はそれぞれかと思いますが、礼儀や常識以外だと「お互い気持ちよく働くため」、「無視されたら寂しい」辺りがよくあるかと思います。
気持ちよく働くためには挨拶がすべてではありませんし、挨拶さえきちんとすればそれで良いという訳でもありません。
中には挨拶することが苦手な方もいらっしゃいます。
体調不良等で挨拶できなかったり、そういう雰囲気ではないことだってあります。
朝は声が出にくいという方もいらっしゃいます。
挨拶が苦手でも仕事が丁寧だったり、臨機応変に仕事してくださる方だっていらっしゃいます。
挨拶を無視することがあっても仕事を的確に教えていただけたり、質問にきちんと答えてくださる方だっていらっしゃいます。
「おはようございます」や「お疲れ様です」等の言葉にこだわらず、どんな挨拶の仕方があっても良いのではないでしょうか?
私は喉が弱く、声が出にくいことがあるのですが、とっさに声が出ない時なんかは軽く会釈して対応してしまうことは良くあります。
そんな時、相手が私の対応にどう思っているかはそれぞれでしょうが、ほとんどの方は理解してくださると信じています。
また、父が通っている施設では話すことが出来ない方がいらっしゃるのですが、その方は発声での挨拶の代わりに笑顔で握手をされているようです。
もちろん「挨拶無視されると寂しい」という考えは決しておかしいことではありませんし、私もそう思っちゃうことあります。
ちょっと子供っぽいかもしれませんが、「寂しい」と思う気持ちに大人も子供もありません。
そのようなこともあるので私は誰かと話している最中に挨拶された場合も極力、返すようにはしています。
「挨拶を無視されると寂しいという気持ち」と「挨拶が出来ない側の気持ち」の両方の気持ちを尊重し合えれば心地よい環境になるのではないでしょうか?
特に上長が挨拶を強要するような職場は人間関係がぎくしゃくしていたり、精神的に追い込まれ、体調不良や休職に発展してしまっていた職場に実際、出会ったことがあります。
そのような観点から挨拶→パワハラという連想が生まれてくる可能性はあるかもしれません。
挨拶しない=職場の雰囲気が悪いと連想しがちですが、そうとは限らないのです。
礼儀だろうが常識だろうが、何事も何かを強要されることは気分良くありませんし、気持ちよく働くこともできません。
もちろん挨拶しない=職場の雰囲気が良いという訳ではありませんが、挨拶を重要視していない方がそれほど規律は煩くない傾向にあるので職場の雰囲気はそれほど悪くないという可能性は高いです。
挨拶に関して否定的なことを書きましたが、確かに気持ちの良い挨拶をされると気分は良いです。
これは私自身、つくづく感じます。
何故、気分良くなるか?は気持ちの良い挨拶が出来る方は決して相手に強要しないからです。
自分が良いと思ってしており、相手に求めていないからこそ、嫌な雰囲気を感じないのです。
どこを重視するか?はそれぞれかと思いますが、私は挨拶は重要視していません。
ここまでハッキリ伝えてしまうのは女性では珍しいかもしれませんが、私は挨拶よりも大事なことは他にもあるという考えなのです。
仕事であれば明確に教えていただけたり、不明点を聞いたら親切に教えていただけるか?の方が実際、仕事をしていく上で重要だと思っています。