ミスした際に「気を付けてください」という言葉をよく使われますがハッキリ言ってこの言葉は責めているように感じるって言うか・・・意味ないです。
特に仕事であれば「本人だって気を付けないといけないことはわかっているはず。それ以上言ってもお互いに嫌な思いするだけ」って思っちゃうんです。
大抵の方はミスしたら気にしてしまいますのでそれで十分であり、人によってはこの言葉がプレッシャーになることもあります。
まさに私もそうなので自分が言う側になっても言わないようにしています。
そんな訳で私が唯一、この言葉を使うのは最初のレクチャー時に間違いやすい部分があった時です。
その後は「気を付けて」の代わりに「こうするとスムーズかも?」、「ここをチェックすると良い」というコツを伝えるようにしています。
「そういうことは最初から言え」って思うかもしれませんが、最初から一度に伝えてもなかなか覚えきれないと思うのでその辺は小出しに伝えて行けば良いと思っています。
慣れもあるので最初のうちは「回数こなせばミスも減るだろう」ぐらいの感覚で様子を見ることも必要ですし、それでもミスの回数が減らないのであればその作業が苦手な可能性もあるのでいずれにしても「気を付けてください」では済まされないというイメージなのです。
言ってくれた方が嬉しいと思うタイプもいらっしゃると思いますが、寧ろそのようなタイプこそ言わない方が逆に怖さを感じて「気を付けよう」となるかもしれません。
今までこの言葉すら言わない上司は何名かいらっしゃいましたが、寧ろ「自分が頼んでいるんだから・・・」という感覚の方もいらっしゃいました。
それよりももう少しミスしにくい手順、確認の仕方を考える方が次につながります。
ちなみに「気を付けて」という言葉、子育てでも成長の妨げになるようなのであまり言わない方が良いみたいですね・・・
もちろん大人と子供は違いますし、命にかかわるようなことであれば口酸っぱく言わざるを得ない場面もあるでしょうが、一度の失敗位であれば「相手がどう対応するか?」を待つことも必要と感じます。
とはいえ、実際のところ、言いたくはないけどつい言ってしまうというのが大半なのかもしれませんが・・・