高校の時の話になりますが、色々な進路に関する集会の際、就職担当の先生が「暗くて何喋っているかわからないような人は決まらない」というような話を聞き、「この人は暗い人とか話すことが苦手な人を人として認めていないのだろうか?」という悲しさと怒りを感じました。
だってまさにそれ、私のことじゃん!って思ったからです。
そして最後に学年主任の先生が「ちょっと話すのが上手くなくても真面目な人を選ぶ会社だってある」と仰ってくれました。
それも私のことだ!と・・・
学年主任の先生は授業をしてくれないセルフサービスな先生で困ることはありましたが、問題を解く速さとか真面目な性格とか、普段から私の良いところを褒めてくださいました。
校則を守らない生徒よりも真面目な生徒の方が好みだったのか、私のことをフォローしてくれたのかはわかりませんが、今思ってもこの学年主任のような意見が言える先生って良いなと思います。
実際に様々な職場で働くにつれ、「どのような人材を選ぶかは会社によって違う」ということが理解できたのです。
「うちの会社は勤怠さえちゃんとしていれば良い」という勤怠を重視する職場も存在しました。
「Accessクエリが新規で組める人が欲しい!」というスキル重視な職場だって存在しました。
中には合わない職場もありましたが、大抵の職場では話すの苦手で雑談に入れない私でも直属の上司に気に入られ、バリバリと自分の好きなスキル、活かすこと出来ました(*^_^*)
自分に合う環境、自分の得意なことが出来る環境を選べば必ず認めてくださいます。
確かに「明るくハキハキとした人が良い」、「挨拶がきちんと出来る人が良い」等・・・大事なのかもしれません。
しかしそれは世間一般的にとか接していて気持ち良く仕事が出来る等であり、すべての職場がそのような方を求めているとは限らないのです。
ハッキリ言って雇用形態関係なく、無口な方、挨拶が出来ない方はたくさんいらっしゃいました。
しかしそのような方でも与えられた仕事はきちんとこなされたり、スキルが高かったり等、その職場にとって必要な人材だと思えるようなことはたくさんありました。
時々、「挨拶出来ない方は仕事もできない」とレッテルを張っているような言葉を見掛けることもありますが、挨拶だけで仕事ができるかどうかという判断はできません。
いくら明るいタイプの方であろうと挨拶返事がきちんとできる方であろうと仕事のミスが多い上、私語が多かったり、仕事中に居眠りしていたらどうでしょうか?
今までそのような方を何人か見掛けましたが最終的には全員、解雇されていました。
「職場として一番何をお願いしたいか?」を考えればもっと大事なことがあるのではないでしょうか?
性格やマナー等を一方的に良くないと指摘するよりも相手の良い面を見抜いていただける上司の元で働いた方が居心地は良いですし、本来の自分らしさも出やすいと私自身、感じています。