仕事のミス関連の記事は何度か書いていますが、仕事のミスは「作業者一人だけの責任ではなく、依頼する側にも責任が発生する」ということは強く伝えたいです。
そのことについて、最近、気付いたことがあります。
えっと・・・私の大嫌いな言葉を使わせていただきますとそれは「仕事のミスを一方的に責める方は相手に依存している可能性がある」ということです。
期待してしまうことが悪い訳ではありません。
私だって期待してしまうことありますし、誰だって期待しちゃうことはあります。
でもね・・・誰しもミスしようと思ってミスしているわけではありません。
仕事なのですからミスしないように気を付けて作業しているはずです。
また、緊張感持ってやれとか根性論等、言って来る方もいらっしゃいますが、人間なのですからミスするのは当たり前であり、そのような精神論だけで解決は出来ません。
ハッキリ言って過度な精神論はプレッシャーを感じ、余計ミスが増えますので何の意味もありません。
もちろん何度も同じミスをしてしまう方はまた別問題ですが、それも依頼者側を含めた人間関係や教育環境等が原因になっていることもあります。
相手を責める側だってミスすることありますよね?
フォローが面倒臭いとか期待を裏切られた等、あるかもしれませんが、どんな方にも言えることでいくら気を付けていたってミスします。
身体だってそうです。
人間なのですから風邪引くことだってありますし、だるいって感じることだってありますし、お腹の調子が悪い時もありますよね?
コロナだって万全に気を付けていたって罹るときは罹ります。
相手を責めるよりも「次は大丈夫だろう」と相手を信頼する方が大事であり、ちょっと難しいことかもしれません。
先程も書いたとおり、仕事なのですから誰しもミスしないように気を付けています。
寧ろ「次はミスしないように・・・」と伝えるということは相手を信頼していないことにもなります。
それは相手にとってとっても寂しいことです。
信頼できないのであれば他の方に依頼する、もしくはご自分で作業するというのも一つの手ですが、一度ご自分で作業してみて「その作業がどれだけ大変か?重要か?」という経験を味わった方が身に染みるかもしれません。
最初に書いたとおり、仕事は作業者だけでなく、依頼する側にも責任は発生します。
これは作業者じゃないとできないような業務であっても関係ありません。
依頼者側が防ぐことだってできるのです。
たとえば作業後に依頼する側も確認する・・・ダブルチェックをすれば防げることだってあります。
そこを怠ってしまえば責任を放棄していることになり、相手に依存していたということになります。
厳密にはダブルチェックも人間がチェックするので100%防げるという訳ではないので、まずは少しでもミスを防げるよう、作業方法を変えられるようだったら変える方が先決ではありますが・・・
仕事のミスを一方的に責める行為はお互い気分が良くありませんし、場合によってはそのミスを引きずってしまい、さらに同じミスを引き起こし、最悪、人間関係が悪化してしまうことだってあります。
私も若い頃、そのような経験があったので「責めるよりもその連鎖を断ち切ることの方が大事ではないか?」ということも強く感じています。
そしてその連鎖を断ち切るにはどうすれば良いと思いますか?
「自分がミスした際、責められたらどう思う?どう対応していただけると嬉しい?」という点を考えていただければ「自分がどう行動すれば良いか?」の答えは自ずと出るのかな?と思います。