私は比較的、正確に仕事をこなしてくれると評価をいただくことが多いのですが、たまに大きなミスをしてしまうことがあります。
やはり私も人間なので全くミスせず仕事をこなせるという訳ではないのです。
以前、いかにもミスしてはいけないような業務で大きなミスをしてしまったことがあり、その数ヶ月後、また同じ業務をお願いされた際、上司から「以前はこのようなことがあったので次は以前のようなミスがないようにしてください」とメールで返ってきたことがありました。
正直、この言葉にすっごくカチンと来てしまいました。
他に伝え方が見つからず、そのような伝え方になってしまうのかもしれませんが、一方的に作業者側へ責任を押し付けているように感じたのです。
そもそも仕事は作業した本人だけの責任ではありません。
必ずお願いした側にも責任は発生します。
お願いした側も確認を怠っていたということになります。
ちなみに最初に挙げた話はその業務が私しかやり方を知らない業務ではあったので一方的な責任になってしまうと思いがちですが、それは関係ありません。
お願いした側がその業務が出来ても出来なくても責任が発生することに変わりはありません。
そこを理解されている方は「自分の方も確認不足だった」と伝えて来たり、ミスしにくい作業方法に変えていただけたりします。
どちらに非があるかと言えば作業者側である比重は大きいですが、いくら気を付けようが、どんなに細心の注意を払って作業しなければいけない業務であろうが人間なので誰しもミスはします。
私はミスした際、「反省しています」や「2度とこんなミスを起こしません」という言葉はまず使いません。
先ほど書いたとおり、やはり人間はミスする生き物なので「100%」とか「2度と」という言葉は安易に使うものではないからです。
いくら2度とこんなミスは起こさないと誓ってもミスなく100%正確に仕事をこなせる方はいないのでそのような約束はむやみにするものではないと私は思うのです。
私は謝罪の言葉とミスしてしまった原因を伝え、もし思い付いたら「次からはこのような方法で・・・」とミスしにくい作業方法を伝えるようにしています。
もし指示の分かりにくさが原因でミスをしてしまったのであれば指示の仕方を提案することもあります。
ちなみに「反省していないのか？」と思うかもしれませんが、そもそも反省の意味が私にはよくわからないのです。
ミスした際に「あ～・・・しまった～・・・＿|￣|○」と一瞬、落ち込みはしますが、ミスした原因からミスしにくくなるような作業方法の改善を考えた方が次回に生かされると思うのです。
もしかするとこの対応が反省しているということになるのかもしれませんが・・・
逆の立場になった際も「反省しています」等の言葉を使う方は信頼できません。
「反省しています」と言葉で伝えらるだけでは言葉で済ませているだけに感じますし、「次、どう対応するか？」が見えて来ないからです。
相手に注意だけして一方的に責任を押し付けるような方も信頼できません。
実際、最初に挙げた上司も私が使用していた定型資料が入っているフォルダを不注意で削除してしまい、一から作り直す羽目になったことがありました(-_-;)
その際、その上司は自分の犯したことをあまり重く受け止めていない感じでしたし、私もそのことを責めるようなことはしなかったので自分が責められた際はなおさらカチンと来てしまったのですよね・・・
あなただってとんでもないミス犯したじゃないですか！！！って・・・
ミスを指摘する際も伝え方によっては落ち込んじゃったりすることもありますので伝え方には注意が必要です。
まず「今度から気を付けなさい」、「このようなミスがないようにしてください」等、一方的に責任を押し付けるような伝え方は論外です。
私自身、初めて事務職に就いた際、一方的に注意され、そのミスを引きずってしまい、同じミスを繰り返してしまったということがありました。
その頃はきつく指摘されたことに恐怖を感じてしまい、不明点等、なおさら聞きづらくなってしまっていたという悪循環もあったのですが・・・
なので指摘する側はソフトな伝え方で指摘した方が聞いていただけるかな？と私は思うのです。
私もミスしにくい方法を提案する際は「ここを確認するようにすると良いかも・・・」というような感じで伝えるようにしています。
もっと言ってしまえば一方的に責任を押し付けるようなキツイ伝え方をしてしまうと、自分がミスした際、同じようにキツく返ってきてしまうので自分のためにも伝え方は考えた方が良いかもしれません。
ただこのような方は自分のミスには甘いということがほとんどなのでいつまでも気付かず、同じことの繰り返しになってしまうことも多いですが・・・
繰り返し伝えますが、人間なので誰しもミスはします。
いくら反省しようが、2度とこんなミスしないと誓おうが、ミスを100%しないということは不可能です。
仕事をお願いする側だって何らかの業務でミスしています。
だから仕事でミスして責められてもあまり引きずらないでね・・・
そして相手のミスを責めても何の解決にもなりませんし、責めることにより、自分にもいつかブーメランとして返ってきます。
