なかなか仕事を紹介されなかったり、契約満了前に退職してしまったりすると「派遣会社のブラックリストに載っているのでは?」と気になったことがある方もいらっしゃるかと思います。
私も派遣社員の経験が浅い頃はブラックリストの存在を気にしていたこともありますが、まっとうな派遣会社であればブラックリストそのものは存在しないはずです。
ただ派遣会社とのやり取りや契約について等の履歴は残るはずなのでそこで担当者の方が悪いように履歴を残してしまい、その履歴を見た別の担当者が変な風に解釈してしまえば次の仕事を紹介してくれない等の判断をすることはあるかもしれません。
私も通信でOA講師をしていた頃、当日担当する生徒のスキルや特徴が履歴で見れるようになっていたのですが、履歴を残すのがその生徒を担当した講師達で講師によっては生徒を悪い風に書かれていたり・・・というようなことは実際、ありました。
レッスンの形態により、履歴を残すことは強制ではなかったのですが、それでも厄介な生徒だと色々な講師が次から次へと悪いように書かれており、その履歴から生徒が気の毒に感じたと同時に「上手く対応出来なかったらどうしよう」とハラハラしたこともあります。
私がその生徒を担当した直後、本部側も「次に担当する講師に悪影響を与える」と気付いたようで、該当講師には履歴の残し方の改善を促されましたが、このような履歴を見てしまうと私が生徒の頃なんてどんな風に書かれていたんだか・・・と恐ろしさも感じました。
このような経験があり、ブラックリストはないとしても短期間で辞めてしまったとき等は履歴で判断されてしまうかも?と恐怖心を抱くことはありました。
しかし今となっては悪い風にフォーカスしなければ現実にはならないのでは?と思えるようになりました。
実際、私もネガティブコメントばかりの生徒に当たった際、「ちゃんと授業を進められるか?」と不安はありましたが、特におかしなことになることはなく、当日、欠席されていたということもありました。
この辺は本当に自分が乗り越えられないことは現実にならないということもあったでしょうが、「こんなこと書かれていても良い面だってあるはず。そこを見つけないと・・・」という気持ちもあったりしました。
ちなみに私が生徒時代、比較的良かったと感じた講師達は全員、ネガティブなコメントを書いてくるようなことはありませんでした。
そして私自身、その講師達の前ではレクチャーの練習で上手く行くことが多かったのであまりネガティブな方にはフォーカスしない方達だったのかもしれません。
そんな訳で派遣会社の履歴も必要以上に悪い風にフォーカスしなければ次の仕事を紹介してくれない等の現実にはなりません。
まっとうな担当者であればたとえ何かマイナス的なことがあっても理解していただけます。
もしそこでどうしても恐怖心が払拭できないようでしたらその派遣会社を抹消して別の派遣会社から仕事を探した方が良いです。