仕事を探す際、なかなか自分に合う条件が見つからないと妥協することもあるかと思います。
その妥協は自分で許容できる範囲であれば構いませんが、あまりに想像がつかなかったりかけ離れている場合は選ばない方が無難です。
たとえば夜勤のある仕事を選んだとします。
夜型人間であれば夜勤の経験がなくても対応できるかもしれませんが、そうではない場合は身体が慣れず、体調不良になることもあります。
また、引継ぎ案件はトラブルになりやすいので選ばないという方が多いですが、これも無理に選ぶ必要はありません。
私は引継ぎ案件の方が定型業務の作業を簡略化しやすかったりするので好きではありますが、業務マニュアルがなかったり、業務(作業方法以外)についての相談出来る環境がない場合はお断りしています。
私が引継ぎ案件(派遣先がすべての業務を把握していない場合)を受けて引継ぎ案件に向いている方は下記すべてが揃っている方でしょうか・・・
・仕事を覚えることが早い方
・テクニカルスキルがそこそこ(最低でも派遣先メンバー以上)あり、何かあっても自分で対応し、難しければ相談できる方
・不明点は過去の資料の確認、今までの経験から推測が出来る方
まず仕事を覚えることが早いというのは必須です。
引継ぎ期間は限られた時間の中、いかに最低限のことを覚えられるか?だと思うのです。
私は引継ぎ期間中は業務の作業方法だけを覚え、何故その業務をやるのか?とか用語の意味までは覚えません。
というより私自身、作業方法さえ覚えれば「何故?」とか興味がないので説明されても理解できないのですが、早く覚える方法としてはこれで良かったと今では思っています。
「何故?」がわからないと先に進めない方は1つの業務を理解するのに時間が掛かるので派遣先の方が直接、指導いただける環境でないと大変かもしれません。
引き継ぐ側も限られた時間の中、最低限のことを教えないといけないのであまり細かいことを教える余裕がないということがほとんどです。
次にテクニカルスキルですが、これは職場でそのスキルに精通している方がいらっしゃればそれほど影響ないかもしれませんが、その方が忙しかったりすると教える余裕がないという可能性も出て来るのでそこそこスキルがあった方が良いことに越したことありません。
私はOAを多く使う仕事しかしたことがないのでOAスキルでの説明になりますが、OA操作で疑問点が出てきても職場でOAに詳しい方が周りにいらっしゃらないとなると自分で調べるしかありません。
たとえば集計の仕事であれば集計表があるはずですが、仕事をしているうちに何らかのトラブルで集計表の数式が壊れてしまうこともあります。
その際、数式をたどって直すことが出来るか?等です。
最後の不明点が出た際の対応ですが、マニュアルがあっても分からなければまずは過去の資料からやり方や法則を導き出す必要があります。
同じような仕事を経験されている方であれば過去の経験からの推測で導き出すこともできると思います。
もしそれでもわからず、周りにもわかる方がいらっしゃらなければもう作るしかないのである程度の開き直りやアバウトさも必要かもしれません。
引継ぎについていけなかったり、スキル的に厳しいという点でのトラブルも結構あるようですが、これも本当に無理する必要はありません。
顔合わせの時点で必要なスキルや業務確認が甘く、いざ実務に入るとギャップを感じてしまうということはあるので100%仕事を受ける側が悪いとは限りません。
もし自分には無理と感じた場合は契約満了まで待つよりも早急に相談した方がお互いのリスクも少ないです。
逆に増員案件の方が安心か?と言うとそうとは限りません。
増員案件はお願いしたい業務が決まっていなく、暇になりやすかったり、どんな業務を振って来るかわからないこともあるので予測がつかなかったりします。
それに引き換え、引継ぎ案件は代わりがいないと仕事が回らないということもあるので増員案件よりも長く在籍できる可能性が高いですし、どれぐらいの業務ボリュームかも把握しやすいのでその点でも引継ぎ案件の方が私は好きです。