私はよっぽど合わなそうと感じない限り、新しく入社された方には声を掛けるようにしています。
私自身、小学校入学と同時に引っ越してきて周りは知らない子だらけで話し掛けることが出来ず、どうして良いのかわからなかったという経験があったのでそのような対応をしているのです。
とはいえ、私も声を掛ける行為が苦手なのである程度、様子を見てからにしていますが・・・
新しく入社された方は自分からコミュニケーションを取るようにという話を聞きますが、それはちょっと投げやりな感じがして私は好きではありません。
新しい環境は部署異動を含め、長くいらっしゃる上長さんであっても緊張されるようです。
やはり少しでも職場を知っている側から声を掛けていただいた方が早く馴染め、本来の自分の性格やスキルを発揮しやすくなると私は思うのです。
また、自分から声を掛けることが苦手な方もいらっしゃるのでその点でも声を掛けていただく方が慣れ染みやすいはずです。
私も自分から輪に入ることが出来ないので子供の頃は「自分から入れてって言わないとダメ」と言われることが多々あったのですが、今になってもその考え方には賛同できません。
とはいえ、人見知りで何を話し掛けて良いかわからないとか話しかけやすいタイプとかあるので無理に雑談する必要はありません。
「仕事馴れた?」とか「どちらからいらしているんですか?」等、簡単な言葉を掛けていただくだけでも違います。
私の場合、仕事で直に関わりがないと簡単な声掛けで終わってしまいますが、比較的よく話される方だとそのことがきっかけで話すようになることもあり、悩みを相談されることもありました。
相手があまり話せなくても「声掛けてくれて嬉しい(*^^*)」という表情が伝わることもあるのでそのような表情を見るとこちらも安心します(*^^*)
もしお仕事レクチャーする機会があった場合は雑談代わりに失敗談等を話すようにしている・・・というか私、自分でそう言う話をするのが好きみたいです。
失敗談は頭に残りやすいので相手も仕事を覚えていただきやすく、親しみも感じやすいと思うので一石二鳥だったりします。
逆に話好きの方であれば聞き役に回っても良いんです。
10年ほど前にいた職場で新しい上長が他部署から異動してきたのですが、その際、「私、自分から声掛けられないのであまり話しませんが・・・」と伝えたところ、上長の方から色々話し掛けてくださいました。
そして私が退職する際、「異動してきた当初からピアーラさんが自分の話を聞いてくれたことが嬉しかった。長く勤めていても新しい部署への異動はやはり緊張するものです」と感謝されたことがありました。
話し掛けられなくても話を聞いていただくだけで嬉しいと思う方もいらっしゃるのです。
「色んな方がいるからあまり声掛けない方が良いのでは?」という意見もありますが、「自分だったらこう対応していただけると嬉しいかな?」と思った対応をされれば同じ考えの方が寄ってきます。
ちなみに「色んな方がいるから・・・」という考えを否定している訳ではなく、自分もそのように対応されたいのであればそれで良いと思います。
そもそもあまり声掛けない方が良い方であっても仕事上、その方と業務で関わりがあるのであればその時、気まずくならないためにも適度な声掛けは必要と私は思います。
変に気を使わなくても逆の立場になったことを考え、「どう対応されたら嬉しいか?」で対応いただけたらと思います。