以前いた職場でほんの数日しか出社せず、退職されてしまう状況が続いてしまい、その度に派遣先の方達が派遣元にクレームを言っている姿を見ることが恒例だったということがありました。
どんな理由であっても短期間で終了してしまう方が続く場合、職場に何らかの問題があるのですが、ざっくり言ってしまうと「新しい人材を確保する必要はない」、あるいは「受け入れ態勢ではない」という状況です。
忙し過ぎる環境で教育体制がきちんとしていないのかもしれません
ある業務を派遣社員一人だけに任せてしまっているかもしれません
気に入らない方には高圧的に接してくるような問題のある社員がいるかもしれません
何か意見があっても却下され、言いにくい環境かもしれません
そのポジションには人材が足りている、もしくは社内調整で足りるため、人材の補充が必要ないかもしれません
まず教育体制がきちんとしていなければ新しく入社される方は戸惑います。
他によくありがちなのが初日にPCが用意できず、1日中何もせずに過ごしたとなってしまった場合も要注意です。
一人の派遣社員に業務を任せきってしまったらその派遣社員が何らかの理由で突然出社できなくなってしまったときに困ります。
問題のある社員がいれば満足に仕事はできません。
意見があってもすぐに却下されるのであれば発言しにくいだけでなく、新しい発想も生まれません。
人がたくさんいても一人一人の暇な時間が増えれば辛いですし、周りにも悪循環です。
現状がわかっていても対応できないということはあるでしょうが、ほとんどが「余裕がない」ということに辿り着きます。
忙し過ぎれば新人さん向けのマニュアルを作る余裕がありません。
皆が皆、業務がパンパンであればもう一人、同じ業務をできるようにする余裕がありません。
問題のある社員もその方自身に余裕がないからこそ、高圧的に接してしまう等があるので原因となっている部分を解消していく必要はありますが、その余裕がなくなる原因が職場に関係ないことの可能性もあるので解決はしにくいかもしれません。
意見があって却下されるのも上司あるいはその職場全体に余裕がないのです。
最後の人材が足りているケースは余裕がないより、もう少し視野を広げて周りを見れば必要な人材は見つかる可能性があります。
余裕があれば新人さん向けのマニュアルを作る時間が取れます
あるいは一人で問題を抱えず、マニュアル作りが得意な方に依頼すれば良いのです
余裕があればもう一人、同じ業務を出来るようにレクチャーする時間が取れます
上司自身が余裕を持っていればどんな意見も否定せず、新しい発想も受け入れることができます
ただしシステム的に難しいこともありますが・・・
多少、スキルは足りなくても上長側が見込みがありそうな方を社内で見つければ経費削減になります。
色々書きましたが職場の問題点に気付かないといつまでもそのループにはまってしまいます。
ほんの数日しか出社しなかったり、突然終了してしまう側も何らかの学びがあり、そのようなことになっているのですが、職場側もその問題点を教えに来るためにそのような方が入社されているのです。