体調不良での退職の本当の理由は人間関係という話を聞いたことがあります。
私は体調不良の方の後任として入社したことが過去に2回ありますが、いずれも嘘ではありませんでした。
ただいずれも人間関係等、別の問題が絡んでいる可能性はあるのかな?とは感じました。
1度目は20代半ばの頃だったのですが、前任の方は引継ぎの際、前々任の方とそりが合わず体調不良になってしまったとのことでした。
また、前々任者は5年も在籍されており、その間に覚えた仕事をすべて覚えるということも困難だったそうです。
結果的に業務のボリュームは半分に減らしていただき、私が引き継いだ内容も最初は前任者と同じ量でしたが、入社して数ヶ月で暇な時間が多くなってしまったので、「あなたはもう少しできそうだから・・・」ということで結果的にすべて教えていただくことになりました。
そう考えると引き継ぐボリュームって大事だと思います。
2度目は私が入社する前、前任の方は体調不良で何日も出社できずにいました。
最初の頃は職場とは関係ないと思っていたのですが、しばらくしてあることに気付きました。
この職場は派遣社員の業務はすべて派遣社員に任せきりで派遣社員の業務を把握されている方はいらっしゃいませんでした。
どういう理由でこの作業をするということはわかっていても作業方法は誰も知らないという感じです。
業務は慣れてしまえばほとんどの業務は早く終わるのですが、引き継ぐ業務量が幅広く、ボリュームも多く、入社当初は私自身もキャパオーバーになりました。
なので「作業方法は過去の経験でいくらでもカバーできるけど、他社のやり取りが絡む業務はトラブルになったら困るのでそのような業務は無理に引き継ぐよりも時間のある時に社員の方から後で引継ぎしていただきたい」と派遣元に相談し、そのように調整していただきました。
そしてOAに詳しい方がいらっしゃらないので何かトラブルがあっても自分で調べて対応しないといけない環境でもありました。
おそらくこの辺で周りに聞けないプレッシャーのようなことも感じていたのかもしれません。
そう考えると手遅れになる前に「この辺がキツイ」と感じたことは早めに相談することも必要ですね。